6年ほどweb小説を乱読し続けた結果、トンデモないスキルが身に付いた・・・・・
6年ほどweb小説を乱読し続けた結果、妙なスキルが自身に芽生えたのを感じる……。
— 仁科裕貴@「識神さまには視えている」シリーズ刊行中 (@yukinishi110) January 31, 2025
「名義を変えてこっそり書いてるプロ作家」を判別できるようになったんですよね。
web小説の9割が使い方を間違えている表現があり、それが正しく用いられている時点で「校正を受けた経験があるな」と勘付いちゃう。
あーいくつかあるので一例を。
— 仁科裕貴@「識神さまには視えている」シリーズ刊行中 (@yukinishi110) January 31, 2025
一つは「憮然」ですね。最近では誤用の方も辞書にのってるみたいですが、今でも誤った意味で書いたら校閲さんに指摘を受けると思います。
松本清張すら間違えていたという歴史ある誤用で、読者に誤解を抱かせるため、プロ作家はそもそも使用を避ける傾向にあります。
web小説で多い誤用って何? という質問がありましたので、いま思い出せるものを書いていこうかと。
— 仁科裕貴@「識神さまには視えている」シリーズ刊行中 (@yukinishi110) January 31, 2025
前提として、言葉は変化するものなので、「今はどちらでも大丈夫」という表現もあります。
ただ読者には若年層も年配の方もおられますので、実際に本に書いて出すと問題が起きるケースもあります→
私が読んでいて一番多く目にしたのは「憮然」です。
— 仁科裕貴@「識神さまには視えている」シリーズ刊行中 (@yukinishi110) January 31, 2025
これは歴史ある誤用ですので、その事実を知るプロ作家は使用自体を避ける傾向にあります。
「鉄面皮」も多い。「無表情」の意味で使っている方が大半です。
「声を荒げる」は正しくは「荒らげる」。
「嬌声」も有名。他にもありますがこの辺で。
ただ、校正という手順を経ていないweb小説に誤用が多いのは当たり前の話でして、私自身、毎度編集者さんや校閲さんの手をわずらわせています。
— 仁科裕貴@「識神さまには視えている」シリーズ刊行中 (@yukinishi110) January 31, 2025
だから偉そうなことを言うつもりは毛頭なく、あくまで「素人(カタギ)じゃないな」と直感が働くポイントの話ですからね。誤解なきように。
誤用なんて気にするのは書籍化作業のときでいい。
— 仁科裕貴@「識神さまには視えている」シリーズ刊行中 (@yukinishi110) January 31, 2025
読んでる方は意外と気にしていないので、そんなんどうでもいいからもっと面白い小説読ませてくれよ!というのが私の本音です。
だからほんとに気にしないでくださいね?
クリエイターたちよ、自由であれ。
コメント
コメント一覧 (1)
チー「「名義を変えてこっそり書いてるプロ作家」を判別できるようになったんですよね。」キリッ
さすがラノベ界隈の住人だわ
livedoorblog
が
しました