1977年、とある人物が「アニメーションを作ってる所」を知りたくて東映動画の門を叩いた結果wwwwwww
今と違い何にもアニメーションの情報が無かった1977年。
— 宮尾岳 (@GAKUJIRA) February 14, 2025
東京へ来た僕は、とにかく「アニメーションを作ってる所」を知りたくて、単身 東映動画の門を叩いた。
まだ過度なアニメブームが来る前だったから、スタジオの人が丁寧にマンツーマンで案内して下さった。
帰り際に僕はその人にたずねた。
「アニメーションって面白いですか」
— 宮尾岳 (@GAKUJIRA) February 14, 2025
その人はちょっと頭をひねって 笑顔で答えてくれた。
「アニメーションは儲かりますか?なら、とてもハイとは言えないけど
面白いか?ならば
面白いよ」
もう僕はその言葉で十分だった。
あれこれ悩んでたものが
全部吹っ飛んだ。
東京でプロになろう。
その時に案内して下さった方は、東映動画の美術監督の土田勇さん。
— 宮尾岳 (@GAKUJIRA) February 14, 2025
ホルス、長猫、龍の子太郎、メモルの美術を作った人。
(…というのを後で知った)
後日談
— 宮尾岳 (@GAKUJIRA) February 14, 2025
その後僕はアニメーターになり、1981年に『夏への扉』という作品の原画を描いた。
その初号試写が東映動画で行われた。
4年ぶりに訪れた東映動画。
試写の後に、僕は抜け出して土田勇さんに挨拶に行った。
「お久しぶりです土田さん。僕、アニメーターになりました」
— 宮尾岳 (@GAKUJIRA) February 14, 2025
「ああ君か。覚えてるよ 本当にプロになったんだね おめでとう」
「今日はここで夏への扉の試写があって…」
「そうかそうか ウチで試写って事は原画やってるね」
「ハイ あの時はお世話になりました」
「どんどん描いてね」
※(初号試写は行われる場所の大きさによっては沢山は呼べない。
— 宮尾岳 (@GAKUJIRA) February 14, 2025
その頃の東映動画の試写ルームだと呼ばれるのは原画からだった)
それから3年後の1984年
『とんがり帽子のメモル』で、僕は土田勇さんの溢れんばかりの美術のセンスに打ちのめされる。
メモルは原画したかったなあ。
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